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エヴァンゲリオン初号機を見上げる家族連れ=2025年4月20日、浜松市中央区元城町の浜松市役所、青田秀樹撮影
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 浜松市役所に、アニメ「エヴァンゲリオン」の初号機の立像が登場した。天竜浜名湖鉄道(天浜線)の市内の駅が映画のモデル地となった縁を生かし、国内のみならず大阪・関西万博で来日した観光客の呼び込みをはかる。週末や祝日も公開する。2026年1月25日まで。

 立像は高さ6メートル。初日の20日は、午前10時半の一般公開にあわせて170人が集まり、午後4時までに720人のファンが足を運んだ。

 山口市から来た公務員の杉富士子さん(51)は立像を見上げ、「光り輝いていて美しい」。遠州鉄道も含めた沿線21カ所にキャラクターを描いたスタンドパネルを置いたスタンプラリーも開催されており、「できる限り回りたい」と話した。

 浜松市とエヴァとのゆかりは、天浜線の天竜二俣駅が映画の「第3村」のモデル地のひとつとなったこと。「シン・ハママツ計画」と銘打つ誘客事業の一環で、両鉄道会社は、登場人物の碇シンジ、渚カヲルをデザインした2種類の新しいフリー切符を用意した。市内の飲食店にはコラボメニューなども順次登場するという。

 浜松市の中野祐介市長は「全国から世界から浜松に来ていただき、エヴァを追いかけて市内各地のスポットを回ってほしい」と話した。

 立像の公開は、年末年始を除いて、平日が午前8時半~午後5時15分、週末や祝日は午前10時~午後4時。

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